人は物ではなく○○にお金を払う

人は物ではなく○○にお金を払うFrom久保なつ美(日本デザイン

おはようございます。
最近花火大会とかお祭りとか多いんですかね?
仕事帰りに浴衣で歩いてる人をよく見かけます。

夏はやっぱり花火、ですよね。
私の家族は毎年江戸川の花火大会に行っています。
私的には今まで行った花火大会の中で最強です。

なにがすごいかって、大きさとスケール感が全然違うんです。
普通の花火の5倍くらいあるんじゃないかと思う程、
1つ1つの花火がとにかく大きくて迫力がある!

音も「ヒュ〜〜〜・・・・ドーーーーン!!」の、
「ヒュ〜〜〜」の部分がはっきり聞こえて、

「ドーーーーン!!」の方は太鼓を思いっきり叩いたみたいな
低音が深く響く音が出ます。

THE花火って感じでとっても風流があるんです。

あと、江戸川の花火の良いところは
土手でやるっていう所。

↑これ私的にすごく重要です。
土手の斜面に座りながら見れるから花火を見る時にとっても楽。
場所を取れれば寝ながらでも見れちゃいます。
普通、寝ながらだと結構首あげないと見れないからね。

お酒とおつまみを楽しみながら横になってゆ楽しむ花火・・・最高ですね!
すごく贅沢だと思います。

こういう何かを体験することで実現する価値のことを「体験価値」と言います。

例えば花火のVIP席を買ったお客様は花火でも席にでもなく、
「VIP席で優雅に花火を見れる体験」にお金を払っているのです。

花火は基本無料ですが、お高いVIP席がすぐに埋まってしまうのは
体験価値が高いからですね。

ネットショップでこの「体験価値」を意識しているお店は少ないと思いますが、
実はこれは物を売る時にとても大事な要素です。

なぜなら基本的に人は物を買うのではなく、
それで得られる体験にお金を払っているから。

だから、
キャッチコピーや紹介文に体験価値を入れておくとよく売れます。

例えばですが、

「ノイズ軽減!氷も砕くパワフルカッター!高速ミキサーIX901」よりも

「夏に最高☆お家で毎日本格スムージーを楽しめる!家族用ミキサー」
の方が売れたりするんです。

お客様はミキサーにお金を払うんじゃなくて、
ミキサーを使って「お家で毎日本格スムージーを楽しめる」
体験にお金を払っているからです。

ここを間違えていると売れる物も売れなかったりします。

例えばその2ですが、

デジカメを売っている店員で
「このデジカメは画素数が高くて、
夜景モードが付いてて、WIFIを付いてて…」と
機能性ばかりPRしている人は営業下手な人です。

上手い人は、
「彼女と夜景を見に行った時なんかにいいですよ〜顔も夜景も綺麗に取れますし、
携帯にもすぐ送れるから喜ばれます」とかさらっと言ってしまう。

そう言うと、「あ〜夜景デートの時にねぇ〜」なんて言いながら、
その時のシチュエーションを想像して勝手にちょっとテンション上がって、
「じゃあこれにしようかな」となる。笑

他のお店と差をつけたければ、
物ではなく、体験を売っていきましょう!!

久保なつ美(日本デザイン)