大企業のダメ広告に学ぶ

From 久保なつ美(日本デザイン

こんばんは。

今日は赤坂で打ち合わせがあったのですが、
予定していた時間の半分くらいで終わったので、
久々にゆっくりランチを食べることにしました。

行ったのは、赤坂サカスの中のスペイン料理店。
ここは素晴らしく美味しかったです。

大企業のダメ広告に学ぶ

大企業のダメ広告に学ぶ

美味しいランチを頂くと、
ついついデザートまで食べたくなってしまうので、
デザートのチョコムースも頂きました。

大企業のダメ広告に学ぶ
全て美味!!

たまにこういうゆっくりランチをすると、
すごく贅沢な気分になって良いですね。

話は変わりますが、

帰りに電車に乗っていると、
イマイチな広告を見つけました。

※電車に乗ると、
ついつい広告チェックしてしまうのも職業病ですね。

大企業のダメ広告に学ぶ

「私は夜お洗たくで時短革命!アタックNO.1」

の広告ですが、
これのSHELLYっていうのが、
レイアウト的に、入れ方的にとってもイマイチです!

私は最初てっきりこの商品名が「SHELLY」
なんだと思ってましたが、
一緒にいた大坪さんに言われて分かったんですが、このモデルさんが、「SHELLYさん」なんですね!

これ、分かりました?
分かりづらくないですか?

私もまぁまぁモデルさんとか知っている方だと思うんですが、
知らなかったくらいですから、
(聞いたことあるくらいですんなり顔と名前が一致しない)
おじさまおばさま世代だったり、若い世代は
分からない方の方が絶対的に多いはずです。

そのくらいの知名度なのに、
このレイアウトで大きく「SHELLY」と出したら、
商品名だと勘違いされる確率はとても高いです。

このモデルさんが言っている風にしたいのだったら、

・モデル写真の近くにSHELLYと入れる
・SHELLYをサインにして入れる
・キャッチコピーを吹き出し風にして入れる

という様な工夫をするべきです。
この3つ全部やったら、
「このモデルさんがSHELLYさんって人で、
この人も使ってる洗剤なんだなぁ」
と見た人のほとんどが分かるハズです。

どうですか?
ちょっと考えたら、分かるようなことですが、
意外とこういう失敗ってよく見かけます。

ここで、一つ覚えておいてほしいことがあります。

それは、

大企業の広告が必ずしも
良い訳ではないということです。

SALEのキャンペーンポスター、
電車の広告、
街中のビルの頂上に大きく掲げてある特大広告、

街には大企業が作った広告がたくさんありますが、
実はほとんどがイマイチです。

中には多額のお金をかけて、
大々的な「失敗」をしている企業がたくさんあります。

大企業だから、失敗しても平気みたいですが、
普通に考えたらとてももったいない話です。
ツメが甘いせいで、宣伝効果をがくっと落としてしまっています。

でもアホな大企業がいるからこそ、
中小企業にはチャンスがあります。

大企業が賢く優秀でこういったミスをしなかったら、
中小企業は存在する意味がなかったかもしれません。
もしかすると日本デザインにも
仕事は回ってきていないかもしれません。

そういう意味では今はありがたい話です。

ちなみに日本デザインは賢い大企業を目指していますが、
それが達成できたら確実にデザイン業界で日本一になれます。

賢い大企業が増えたら日本の景気も一変すると思いませんか?
私はそう思います。

今日も読んでくれてありがとうございます。
それではまた明日^^

久保なつ美(日本デザイン)