作っても配られない通販カタログ

作っても配られない通販カタログFrom 久保なつ美(日本デザイン

おはようございます。

今日はネットショップの広告のお話をします。

テーマは【基本的な広告の考え方】です。

たまに、HPやネットショップを作れば、
自動でお客さんがやってくると思ってる方がいます。

打ち合わせでも、
「とりあえずWEBサイトを作ればなんとかなる」
と思っている方がまだまだたくさんいらっしゃいますが、
はっきり言ってそういうお客さんは限りなく0に近いです。

理論上は可能性はないとは言えませんが、
実際はまず、ないです。

例えば、通販のカタログを作っても、
それを配らなければお客さんはできませんよね?
宝の持ち腐れならぬ、ツールの持ち腐れです。

WEBサイトの集客もそれと同じだと思って下さい。

一昔前だったら、
まだWEBサイト自体の数が少なかったので、
広告を出さなくても自然に検索で上位に上がって、
そこからお客さんが来たり、
楽天でもネットショップの数がまだ少なかった頃は
出店するだけでガンガン売れた時代があった様ですね。

私が前に運営を手伝っていたアクセサリーのショップも、
昔は何も広告を出さずにかなり稼いでいたと言っていました。

なんてうらやましい時代…
その時に出店したかった…>_<
一方、今はお店の数は楽天だけでも、
4万数千店舗あります。
その中で戦っていかないといけないので、
広告なしでお客さんを呼ぶのはかなり難しいと言えます。
広告必須です。

「ネットショップ作ってはみたんだけどね〜、
全然お客さん来なかったよ〜、楽天だめだね」

なんて言ってる人は、まず広告を出していません。
=そういう人のアドバイスは聞いてはいけません。笑
広告ちゃんと出せば絶対お客さん来ますからね。

広告と言うと、
なんかお金がかかるというイメージがあると思いますが、
ちゃんと計画を立てて運用すれば、もとがとれる様に
なっているし、(そうでない媒体はやめた方がいいです)
相当のうっかりさんでなければ
「知らない間にこんなにかかっていた!」
なんてことにはならないので、大丈夫ですよ。

WEBサイトは宣伝をしなければ一人もお客さんは来ませんが、
逆に宣伝をすると、

明日から数千のお客さんを集めることだってできます。

その辺がとっても面白いですよね。

実店舗の場合は広告打ってその日や次の日にお客さんが
訪ねてくるなんてことは、難しいのですが、
WEBではそれができちゃうんです。

日本だけでなく、世界に向けて発信すると、
マーケットの規模は一気に広がり、
集客の可能性は無限大になります。

昨日まではお客さんゼロのショップが
大人気ショップになることだって、不可能ではない。

私はそこになんだかロマンを感じてしまいます。笑

実際に、楽天でちょっとした広告を出すと、
前の日まで注文ゼロだったのが、
一気に100件くらいになります。
注文がポンポン入るのって、すごく楽しいですよ。

広告は怖いものではなく、
強力なツールです。
使いこなせるようになるが勝ちです。

良い広告の選定や、
押し引きのコツは日本デザインにご相談下さい。

久保なつ美(日本デザイン)

 

新郎新婦の、初めての共同作業は実はビジネスである。

新郎新婦の、初めての共同作業は実はビジネスである。From 久保なつ美(日本デザイン

おはようございます。

先週末は結婚式があちらこちらで
開催されていたみたいですね。

私も一昨日は高校の友人の結婚式でした。

ラスト・シンデレラで使われた、
青山の素敵な教会での挙式で、
とても素敵でした。

今までに何回か友人の結婚式には
参加させてもらいましたが、
どの式もとても凝っていて、
参加するのが楽しみです。

今回も披露宴、二次会、
三次会(調子にのって行ってしまった)
まで参加しましたが、
新郎新婦のこだわりが溢れていて、
とても楽しませてもらいました。

新郎さんは、なんと当日朝6時まで
準備をしていたそうです。
8時には会場入りというのに、
かなり過酷なスケジュールですよね。笑

披露宴のあいさつでは、
「結婚式は大変だよ、と友人に言われましたが、
その通りでした」と話されていました。

確かに、あれだけの準備を
普段の仕事と平行してやっていかなきゃいけないと考えると、
ハードですよね。
新郎は三次会に到着してすぐバタンキューでした。
おつかれさまです。

考えてみると、
結婚式って、ある意味ビジネスですよね?

友人を招待するのは、まさに「集客」です。

まず、二人の友人のリストを整理して、
めぼしい人(?)をまとめて、
住所を調べて招待状を送り、
二次会だけ呼ぶ人にも招待メールを作り、人を集める。
もし、見込んでいた人が思いのほか来れないという場合は、
またリストを追加して、もう一度アプローチする。

まさに集客ですね。
なかなか大変な作業だと思います。

披露宴、二次会は言わば「サービス」です。

着てくれたお客さんにできる限り楽しんでもらうために、
新郎新婦は「サービス」を作ります。
ウェルカムボード、一人一人へのメッセエージカード
料理、飲み物、余興、ムービー、
お色直し、両親へのメッセージ、
などなど、その一つ一つに楽しんでもらえるように工夫をする。
これらは自分達が楽しみというよりも、
その多くは参加者に楽しんでもらうための演出なのです。
だから当日新郎新婦はご飯を食べる余裕もないですよね。

多くの場合は、披露宴、二次会で終わりますが、
場合によっては御礼のメールを書いたり、
写真を送ったりする「アフターフォロー」が
あり、やっと結婚式が終了します。

「来てくれた人に満足してもらえる様に最高のものを作る」
という考え方は、まさにビジネスそのものですね。

そして実はこれが一番考えるのが大変なんですよね。
普段の企画の仕事をしているとかで、慣れているなら話は別ですが、
そうでなければなかなかアイデアは出ないものです。
アイデアが決まれば次はその準備…となるので、
それがまた、段取りが良くないと上手く進みませんからね。

結婚式の準備はとっても大変。
やったことないけど、ちょっと考えたでけでも分かります。

これこそ、「初めての共同作業」なのかもしれません。

ここで、夫婦としての絆やチーム力が試されます。
うまくいけば、万々歳ですが、
どちらかが頼りなかったり、やる気がないと、
たちまちパートナーとしてどうなんだろう…という話になってしまいます。

くれぐれも、
新郎は新婦に任せっきりにしちゃだめですよ。

久保なつ美(日本デザイン)

売上が上がり易いお客、上がりにくいお客 その2

右足がないと働けない?

From 久保なつ美(日本デザイン

こんにちは。
今日も暑いですね。

エアコンをつけたら寒い、消したら暑いのジレンマから逃れるため、
ついにミニ扇風機を買ってもらいました。
一個398円でした。
扇風機業界も価格破壊ですね。
熱中症、怖いので気をつけて下さいね。

さて今日は昨日の続きで、

売上が上がり易いお客、上がりにくいお客 その2

をお送りします。

その1はこちらでチェックして下さいね。

一番売り上げが上がりにくく、かつやっかいな(すみません)お客様がこちら。

集客できないイメージが固まっているパターン

これは一番やっかいなパターンです。
こういう方は、そもそも自分のお店が繁盛するイメージが湧きません。
制作や広告運用に全くお金をかけてこなかったという方が多いです。
当然、これまで全く集客が出来ず、「楽天って儲からないよね」と言い出します。

先日お会いした、楽天ネットショップのオーナー様が、
私がデザインや集客担当だという事を知り、
「Facebookでの集客とか出来ますか?」と聞いてきました。
Facebookは購買意欲の高い客がそもそもほとんどいないので、集客は難しいです。
広告もほぼ効果は期待できないし、正直やるだけ無駄。
それをやんわりお伝えしました。

「ご自身のショップの広告運用や、デザイン改善をした方がずっと集客出来ると思いますよ」
とアドバイスしました。
すると、この方、すごいことを言いました。

「え〜、だって今までショップに全然客こなかったんですもん!(だからこれからも来ないよ)」

・・・・・・

えーーーーーーーーーーーーーー!?
そりゃそうでしょ!

制作や広告にお金全然かけてなかったんだから、そりゃ客こなくて当たり前。
この方の奇跡的なところは、
今までのショップ運営で来なかった=これからも来ない
となっているところ。

これを例えますと、
えさをつけないで一生懸命釣りをしている人に、
「えさつけたらつれますから、えさつけてみたらどうですか?」
と言ったところ、

「だって、今までつれなかったんだもん!(だからこれからも釣れないよ!)」

と言われた感じです。

えーーーーーーーー!?えさついてなかったんだから当たり前じゃん?

逆にえさついてなくて魚釣れたら奇跡だよね!?
ちょっと考えればおかしい話ですが、こういうことよくあるんです。

自分でビジネスをやっていると固定概念がついてしまうことがあります。
自分で、自分のやり方でやってみて、ダメだったからきっとダメだ。
と考えてしまうのです。
これははっきり言って勘違いです。

もっと制作や広告で改善できることがたくさんあることに気づいて頂きたい。
あなたは知らずに疑心暗鬼になりすぎていませんか?
自分なりになってしまっていませんか?
できない、できないって自分に言い聞かせてしまっていませんか?

そろそろ釣り竿にえさ、つけてみましょう。
釣れますよ。

久保なつ美(日本デザイン)

毎日生地から作ってます。

毎日生地から作ってます。From:久保なつ美(日本デザイン

こんにちは。
記念すべき初投稿の昨日に続き、二回目の更新です^^

私、夜は結構遅くまで起きている方なんですが、
昨日の夜はぐっすり朝まで寝ていました。
実は昨日は新入社員の歓迎会で、
ちょっと高級なお寿司屋さんに連れて行ってもらったんです!

六本木の、指紋認証でしか入れない、
隠れ家的のようなレストランです。

そこでたらふくお寿司を食べて、お酒も良い感じに頂きました。
久しぶりにとても贅沢をしました。やっぱり高級店は違いますね〜。

さて、その帰り道、いろんなお店があるなぁ〜と
道路脇のレストランを眺めながら帰ったのですが、
ふと目にしたイタリアンレストランの看板に、こんな一言が。

「毎日生地から作っています!」

たぶんピザの生地のことを言っているのでしょう。
お店の看板のメニューの一番上にこう書いているんです。

これ、うまいなぁ〜と思いますね。
オススメメニューがあーでこーでとか、
書いてあっても大してピンとこなかったと思うのですが、
この言葉一つで「行ってみたい!!」と思ってしまいましたね。

毎日生地から作っている
→手作り生地の美味しいピザが食べられる♥
→生地にそんなにこだわっているってことは、他のメニューにもこだわっているはず!
→良さそうなお店!食べてみたい!

と私の頭の中でひも付けされました。
(昨日はお寿司を食べた後だったので、さすがに行けませんでしたが。笑)

こういうキャッチコピーはとても強いです。
インパクトがあるという訳ではないけれど、
想像させる力がありますよね。
生地を手作りしているということは…とお客さんが勝手に連想してくれるんです。
集客にかなり効果が出ていると思います。

これ、実はネットショップでも同じことが言えます。

売れるネットショップにはキャッチコピーが必須です。

売るのがうまいお店は商品のキャッチコピーがうまい。
ただの説明ではなく、買った後にどうなるか、うまく連想させるんです。

写真やデザインだけでは、なかなか売るのは難しい。
お客さんの「ほしいっ!」という感情を引き出せないんです。

逆に言えば、うまく使えばかなりの武器になります。
文章を書くのが苦手な人は、
いっそのことプロに依頼するか、
コピーライティングの本や講座などで勉強してみるのがオススメですよ。

久保なつ美(日本デザイン)